世界を分担して治める事にしたゼウス、ポセイドン、ハデスの3兄弟は、くじ引きによってそれぞれが天空、海、地下冥界を支配することに決めます。
ゼウスによって全ての神々にはその支配分野や役割が与えられ、その中でも主要な神々は「オリュンポスの十二神」と呼ばれるに至ります。その十二神にはゼウスやヘラ、アテナやアプロディテ、アポロンやヘルメスといった著名な神々が含まれており、人間たちによって守護神として祀られています。
海を支配する神であるポセイドンの性質は、乱暴で短気、一旦怒れば船を転覆させるために嵐を呼んだりもします。その為、船乗りは旅の無事を祈り、海の絶対的存在であるポセイドンを手厚く祀っていたのです。