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アルテミスの悲劇

アルテミスはゼウスとレトの間に生まれた純潔と狩猟の女神で、オリュンポスの十二神の一人として知られています。双子の兄であるアポロンと非常に仲が良かったのですが、狩猟を好んだ彼女が同じく狩猟の達人にして美男の巨人、オリオンに恋をした事がアポロンの嫉妬を買ってしまいます。そしてアポロンが策略を巡らせオリオンを陥れた結果、アルテミスが自身の手でオリオンの命を奪う結末を迎えてしまいます。

悲恋の果て、アルテミスは…

その後彼女は恋をすることなく純潔を守り続け、付人であるニンフのカリストがゼウスに貞操を奪われた際に追放し、沐浴の場を目撃した狩人を鹿に変え猟犬に食い殺させるなどのエピソードを生み出します。