運命に抗った悲劇の英雄・シグルズ

シグルズはオーディンの血を引くシグムンドを父親に持つ北欧神話の英雄です。養父レギンに唆され父の形見である名剣グラムを手に魔竜ファーヴニルを倒し財宝を手に入れるも、それが策謀であると知りレギンを殺害。その後乙女ブリュンヒルドと恋に落ちるも運命の呪いにより命を落としてしまいます。

その活躍は13世紀の叙事詩である「ヴォルスンガ・サーガ」及び「ニーベルングの歌」に描かれています。

オーディンの魔槍・グングニル

グングニルとはロキが小人を騙して作らせた魔法の槍で、オーディンに捧げられたものです。投げれば狙った敵を確実に貫くこの槍で、オーディンは世界樹ユグドラシルから知識を得る際には自らの身を何度も貫く事すらあったとされます。