トールはオーディンとヨルドの間に生まれた息子で、巨人と対決する戦神として活躍しています。外見は燃えるような赤い髪と目を持つ、赤ひげの大男にして大食漢。性格は乱暴で豪胆、武勇を重んじる好漢であり、少々単純で激しやすい一方、信義を重んじ、思慮のある優しさを備えた神であるとされています。
二頭の黒ヤギが曳く戦車に乗り、ミョルニルにより雷を落とすことから、雷と農耕の神として北欧で広く信仰されました。
トールが持っている魔法の槌の事で、「稲妻」という意味を持っています。狙った的は外さず、相手に当たった後には投げた者の元に帰ってきます。巨人のスリュムに盗まれた際には、ロキとトールで一計を投じ奪還、巨人たちを血祭りに上げたとされています。